科学者が勧める「脳を若返らせる」方法

Inc.:気持ちを若返らせたければ、健康的な生活やジム通いが一番です(見栄えのするヘアスタイルにしたり、夜遊びではじけたりするのも悪くないでしょう)。でも、思考を若返らせたい場合はどうすれば良いのでしょうか?

私たちの脳は回復力に富み、晩年になっても脳細胞は新たに育ちます。しかし、この驚くべき力を持つ脳も、いずれは老化します。記憶力が衰えたり洞察力が鈍化したりするとそれに気がつくわけですが、科学者たちは、灰白質と白質の量といった細かい部分を脳スキャンで調べる際に、老化した脳に起きている物理的な変化を実際に目で確認することができます。

では、身体の時計を物理的なレベルで遅らせて、老化した脳を若者の脳に近い状態に持っていく方法はあるのでしょうか? 最近の研究によると、それがどうやらあるようです。

やはり瞑想が良いらしい

脳を若返らせるという奇跡はどうやったら起こせるのでしょうか? 何と、シンプルな瞑想を実践するだけ良いと言います。研究チームは、特別に設計されたコンピュータープログラムを使って、瞑想を実践している50人と実践していない50人の「脳年齢」を評価しました。すると「以前から瞑想を実践している人々の脳は、瞑想をしない人々の脳よりも、平均で7.5歳若く見える」ことがわかったと、英国心理学会(BPS)のブログ「BPS Research Digest」が伝えています。

この瞑想の効果は、もっとも年齢の高い被験者たちに特に顕著に表れていたようです。「年齢の割にとりわけ若く見える脳を持っているのは、瞑想を実践している年配の人たちであり、老化に関連した脳細胞の喪失を瞑想が防いでいることを示している」とBPSは述べています。

ただし、今回の研究には説得力はあるものの、決定的な結果ではありません。瞑想を実践する人たちは、脳を若く保つ活動を何かほかに行っているかもしれませんし、脳の老化が遅い人たちは、何らかの理由で自然に瞑想する傾向があるという可能性もゼロとは言えないでしょう。しかしこの研究結果は、「シンプルな瞑想(マインドフルネス)の実践は得策なのかも」と思わせてくれる理由を、また1つ示しているのです。

この研究が行われる以前から、瞑想を実践したほうが良いかもしれない理由はいくらでもありました。ストレス軽減効果は盛んに吹聴されていますし、「創造力の向上」から「利益アップ」まで、あらゆることに瞑想が効くと言われてきました。一部の研究では、瞑想には血圧を下げ、免疫系の機能を改善する効果があることも示されています。また、瞑想を始めることは、おそらくあなたが思っているよりも簡単です。

この機会に、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

Want a Brain That's 7 Years Younger? Science Says Do This|Inc.

Jessica Stillman(訳:阪本博希/ガリレオ

腰曲がり治療剤 WO 2012147597 A1

公告番号    WO2012147597 A1
公開タイプ    出願
出願番号    PCT/JP2012/060522
公開日    2012年11月1日
出願日    2012年4月12日
優先日    2011年4月25日
発明者    Miho Murata, 美穂 村田, Takashi Sakamoto, 崇 坂本, Yoshihiko FURUSAWA, 嘉彦 古澤
特許出願人    National Center Of Neurology And Psychiatry, 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
引用のエクスポート    BiBTeX, EndNote, RefMan
引用非特許 (6), 分類 (10), 法的なイベント (4)
外部リンク:  Patentscope, Espacenet
腰曲がり治療剤
WO 2012147597 A1
要約書
 外腹斜筋に関連する腰曲がりを治療することを課題とする。 外腹斜筋に局所麻酔薬を投与することにより前記課題を解決することができる。
特許請求の範囲(7)
局所麻酔薬を含有する、外腹斜筋に投与するための腰曲がり治療剤。
局所麻酔薬がアミド型局所麻酔薬である、請求項1に記載の治療剤。
アミド型局所麻酔薬がリドカイン、メピバカイン、ブピバカイン、レボブピバカイン、ロピバカイン、プリロカイン、又はジブカインである、請求項2に記載の治療剤。
アミド型局所麻酔薬がリドカインである、請求項3に記載の治療剤。
腰曲がりが外腹斜筋のジストニアに起因する、請求項1~4のいずれかに記載の治療剤。
外腹斜筋のジストニアパーキンソン病又はパーキンソン症候群に起因する、請求項5に記載の治療剤。
1日1回、2~10日間連続投与するための、請求項1~6のいずれかに記載の治療剤。

明細書
腰曲がり治療剤

本発明は、外腹斜筋に関連する腰曲がりを治療するための薬剤に関する。

パーキンソン病(PD)は、中脳黒質緻密質におけるドーパミン神経の選択的な変性・欠落による脳内のドーパミン不足が主な原因とされている疾患であり、日本では特定疾患に指定されている。パーキンソン病の主症状には安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢保持障害などがあり、この疾患に罹患している患者は背中を丸めた前屈姿勢(腰曲がり)をとることが多い。

パーキンソン病に起因して腰曲がりが生じる具体的なメカニズムは未だ明らかにされていない。そのため、本発明は前記腰曲がりが生じるメカニズムを明らかにし、その治療方法を提供することを目的とする。また、前記メカニズムを明らかにすることにより、同様のメカニズムで生じる腰曲がりを治療することを目的とする。
 上述の課題を解決するために本発明者らが鋭意検討した結果、パーキンソン病に起因する腰曲がりの症状を有する患者の外腹斜筋に局所麻酔薬を投与することにより、腰曲がりが劇的に改善されることが見出された。
 すなわち、本発明は以下を包含する。
(1)局所麻酔薬を含有する、外腹斜筋に投与するための腰曲がり治療剤。
(2)局所麻酔薬がアミド型局所麻酔薬である、(1)に記載の治療剤。
(3)アミド型局所麻酔薬がリドカイン、メピバカイン、ブピバカイン、レボブピバカイン、ロピバカイン、プリロカイン、又はジブカインである、(2)に記載の治療剤。
(4)アミド型局所麻酔薬がリドカインである、(3)に記載の治療剤。
(5)腰曲がりが外腹斜筋のジストニアに起因する、(1)~(4)のいずれかに記載の治療剤。
(6)外腹斜筋のジストニアパーキンソン病又はパーキンソン症候群に起因する、(5)に記載の治療剤。
(7)1日1回、2~10日間連続投与するための、(1)~(6)のいずれかに記載の治療剤。
 また。本発明は、更に以下の発明を包含する。
(8)有効量の局所麻酔薬を、治療の必要のある患者の外腹斜筋に投与することを含む、腰曲がりの治療方法。
(9)外腹斜筋に投与することにより腰曲がりを治療するための医薬の製造における局所麻酔薬の使用。
(10)外腹斜筋に投与することにより腰曲がりを治療するための局所麻酔薬。
 本明細書は本願の優先権の基礎である日本国特許出願2011?097374号の明細書および/または図面に記載される内容を包含する。

図1は、X方式による腰曲がりの角度を示す。
図2は、Y方式による腰曲がりの角度を示す。
図3は、治療後の体幹を示す。
図4は、X方式による腰曲がりの角度を経時的に示す。「pre」は治療剤の投与前を意味し、「post」は最終投与後3日目を意味する。
図5は、Y方式による腰曲がりの角度を経時的に示す。「pre」は治療剤の投与前を意味し、「post」は最終投与後3日目を意味する。

以下、本発明について詳細に説明する、
本発明は、局所麻酔薬を含有する、外腹斜筋に投与するための腰曲がり治療剤に関する。本発明の治療剤は腰曲がりの角度を改善することを目的として投与され、麻酔作用時間を大きく超えて腰曲がりの改善効果を維持することができる。
 本発明に用いる局所麻酔薬としてはエステル型及びアミド型の局所麻酔薬を挙げることができる。エステル型の局所麻酔薬としてはコカイン、プロカイン、オキシブプロカイン、テトラカイン、ベンゾカイン、アミノ安息香酸エチル、ピペリジルアセチルアミノ安息香酸エチルなどを挙げることができ、アミド型の局所麻酔薬としてはリドカイン、メピバカイン、ブピバカイン、レボブピバカイン、ロピバカイン、プリロカイン、ジブカイン、オキセサゼインなどを挙げることができる。局所麻酔薬は1種を単独で使用してもよいし、複数種を組み合わせて使用してもよい。局所麻酔薬は製薬上許容可能な塩又は溶媒和物の形態であってもよい。
 製薬上許容可能な塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p?トルエンスルホン酸塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩などの有機酸塩を挙げることができる。
 製薬上許容可能な溶媒和物を形成する溶媒としては、例えば、水、エタノールなどを挙げることができる。
 本発明では、特に限定するものではないが、アミド型の局所麻酔薬を使用することが好ましく、リドカインを使用することが特に好ましい。
 「腰曲がり」とは、背中を丸めた前屈姿勢を広く意味するものである。腰曲がりは左右への側屈を伴っていてもよい。なお、本発明では、特に限定するものではないが、立位・歩行で出現し、臥位で消失する体幹の前屈を主に対象とする。
 腰曲がりの角度は、例えば、図1に示すように肩峰と大腿骨大転子とを結ぶ線と、地面に対する垂線とのなす角度(X方式)、又は図2に示すように第7頸椎(C7)棘突起と体幹背面最大変曲点とを結ぶ線と、地面に対する垂線とのなす角度(Y方式)で表すことができる。ここで体幹背面最大変曲点とは、体幹背面で体幹の屈曲が最も強い点である。具体的には、第7頸椎(C7)棘突起と第5腰椎(L5)棘突起とを結ぶ線に対して、体幹背面の任意の点から地面に対する垂線をおろした場合に、両線の交点と体幹背面の任意の点との間の距離が最長となる体幹背面の点を意味する。
 腰曲がりは上腹部型と通常型に分類することが可能である。上腹部型は体幹背面最大変曲点が下位胸椎から上位腰椎(例えば、第9胸椎(Th9)~第2腰椎(L2))にみられるものであり、通常型は体幹背面最大変曲点が股関節にみられるものである。本発明では、特に限定するものではないが、上腹部型腰曲がりを主に対象とする。
 本発明で対象とする腰曲がりの角度に特に制限はないが、X方式において、例えば、5~120度、好ましくは10~110度、特に好ましくは20~100度の角度を挙げることができる。また、Y方式において、例えば、2~90度、好ましくは4~70度、特に好ましくは6~50度の角度を挙げることができる。
 本発明の対象となる腰曲がりとしては、外腹斜筋に関連する腰曲がりであればとくに制限はない。ここで「外腹斜筋に関連する腰曲がり」とは、外腹斜筋に生じた何らかの症状に起因して生じる腰曲がりを意味する。外腹斜筋に生じた症状は腰曲がりに直接的に関与するものであってもよいし、間接的に関与するものであってもよい。本発明では、特に限定するものではないが、外腹斜筋のジストニア(過剰筋収縮)に起因して生じる腰曲がりを主に対象とする。
 外腹斜筋のジストニアは、原発性のジストニアでも続発性のジストニアでもよい。続発性のジストニアとしては、例えば、パーキンソン病パーキンソン症候群(多系統萎縮症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、突発性正常圧水頭症など)、脳性麻痺脳卒中、脳炎、Wilson病などの疾患に起因して生じるジストニア、交通事故などの外傷に起因して生じるジストニア向精神薬などの薬剤に起因して生じるジストニアなどを挙げることができる。本発明では、特に限定するものではないが、パーキンソン病又はパーキンソン症候群に起因して生じるジストニアを主に対象とする。なお、パーキンソン病又はパーキンソン症候群に起因して生じるジストニアには、これらの疾患に対する薬物治療を原因として生じるジストニアも包含されるものとする。
 腰曲がりが外腹斜筋に関連しているか否かは、例えば、腰曲がりの出現時における上腹部のつっぱり感や痛み、上腹部の皮膚陥凹などに基づいて判別することができる。なお、パーキンソン病又はパーキンソン症候群における腰曲がりに対して、腹直筋へのリドカイン注射が有効であるとの報告がなされているが(第63回 国立病院総合医学会 講演抄録集)、後述の通り、効果の程度・持続期間において満足できるものではない。
 本発明の治療剤の剤形及び投与経路は、有効成分である局所麻酔薬を外腹斜筋に投与できるようなものであれば特に限定されないが、好ましくは注射剤であり、外腹斜筋に対して筋肉内注射される。
 本発明の治療剤は製薬上許容可能な添加物を含有していてもよい。添加物としては、例えば、溶剤、pH調整剤、緩衝剤、等張化剤、溶解補助剤、可溶化剤、分散剤、抗酸化剤、保存剤などを挙げることができる。
 溶剤としては、例えば、水性溶剤(注射用水、生理食塩水、リンゲル液など)、非水性溶剤(トウモロコシ油、ラッカセイ油、ゴマ油などの植物油など)を挙げることができる。
 pH調節剤としては、例えば、有機酸(クエン酸、酒石酸、酢酸、乳酸など)、無機酸(塩酸、リン酸、リン酸水素ナトリウムなど)、無機塩基(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなど)などを挙げることができる。
 緩衝剤としては、例えば、酢酸塩、クエン酸塩、リン酸塩などを挙げることができる。
 等張化剤としては、例えば、塩化ナトリウム、グルコース、マンニトール、ソルビトールイノシトール、メグルミン、グリセリンプロピレングリコールなどを挙げることができる。
 溶解補助剤としては、例えば、エタノールグリセリンプロピレングリコール、マクロゴール、ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムなどを挙げることができる。
 可溶化剤としては、例えば、オキシエチレン硬化ヒマシ油などを挙げることができる。
 分散剤としては、例えば、単糖類(マンニトール、ソルビトールなど)などを挙げることができる。
 抗酸化剤としては、例えば、アスコルビン酸、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、クエン酸、酒石酸などを挙げることができる。
 保存剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、クロロブタノール、クレゾール、フェノール、チメロサール、ベンジルアルコールなどを挙げることができる。
 本発明の治療剤は単回投与及び連続投与のいずれの投与形式であってもよい。効果を長期間持続させる観点からは治療剤を連続投与することが好ましい。例えば、1日1~3回(特に1日1回)で2~10日間、好ましくは3~7日間、特に好ましくは4~5日間、連続して投与することができる。
 本発明の治療剤の用量に特に制限はなく、当業者が適宜設定することができる。用量は性別、体重、年齢、重症度などに依存して変化するが、例えば、局所麻酔薬を基準として、外腹斜筋の1筋あたり5~150mg/回、好ましくは1筋あたり15~110mg/回、特に好ましくは1筋あたり30~80mg/回とすることができる。また、局所麻酔薬を基準として、例えば、1回あたり合計20~600mg、好ましくは1回あたり合計60~440mg、特に好ましくは1回あたり合計120~320mgとすることができる。
 以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.対象
 人数:18人
 性別:女性13人、男性5人
 年齢:平均70.1±6.0歳
 PD経過:平均7.8±3.8年
 PD Yahr重症度分類:平均3.0±0.8
 腰曲がり:立位・歩行で出現し、臥位で消失する体幹の前屈を対象とした。
 腰曲がり角度:(X方式)平均21.4±9.9度(範囲:30~80度)
       :(Y方式)平均57.8±13.2度(範囲:8~42度)
 腰曲がり経過:平均3.3±2.4年
 疾患:PD16人、多系統萎縮症(MSA?P)2人
 腰曲がり分類:上腹部型15人、通常型3人
 グループ分け:(A)PD上腹部型群13人(No.1~13)
       :(B)PD通常型群3人(No.14~16)
       :(C)MSA?P群2人(No.17~18)
2.検査結果
 対象患者の筋CT、筋MRI、表面筋電図、及び針筋電図の結果を表1に示す。
 筋CTでは患者18人中、6人で傍脊柱筋の軽度から中程度の萎縮が認められ、2人で片側傍脊柱筋の肥大が認められ、2人で腹斜筋群の肥大が認められた。
 筋MRIでは患者17人中、3人で傍脊柱筋のSTIR高信号が認められた。
 表面筋電図では患者16人中、全員で立位時に傍脊柱筋に放電が認められ、5人で側腹部に放電が認められ、1人で腹直筋に放電が認められた。
 針筋電図では患者15人中、3人で神経原生変化が認められ、1人で筋原生変化が認められ、3人でPSW又はpolyが認められた。
3.治療方法及び結果
 超音波ガイド下で1%リドカインを外腹斜筋(EO)、腹直筋(RA)、又は内腹斜筋(IO)に1筋あたり5ml筋注した(1回あたり最大20ml)。連続投与の場合には、1日1回で5日間投与した。注射の際には超音波のdopplerを用いて血管がないことを確認した。
 治療の評価は、単回投与の場合には投与の翌日、連続投与の場合には最終投与後3日目に行い、腰曲がりの角度に変化がみられた場合に改善効果を有すると判断した。結果を表1、並びに図4及び5に示す。
[単回投与]
(1)外腹斜筋(EO)投与
 グループ(A)では患者13人中12人に腰曲がりの改善効果が認められた。そのうちの1人の患者では効果が3日以上(観察期間3日)持続し、10人の患者では効果が4~6日間持続し、1人の患者では効果が7日以上(観察期間7日)持続した。
 グループ(B)では患者3人中2人に腰曲がりの改善効果が認められた。そのうちの1人の患者では効果が6日間持続し、もう1人の患者では効果が8日以上(観察期間8日)持続した。
 グループ(C)では患者2人中1人に腰曲がりの改善効果が認められた。その患者では効果が3日以上(観察期間3日)持続した。
(2)腹直筋(RA)投与
 グループ(A)の患者のうち7人に投与し、そのうちの1人に腰曲がりの改善効果が認められた。しかしながら、改善効果の程度・持続期間において満足できるものではなかった。なお、2人の患者でつっぱりの改善が認められた。
 グループ(B)の患者のうち2人に投与したが、腰曲がりの改善効果は認められなかった。なお、1人の患者でつっぱりの改善が認められた。
(3)内腹斜筋(IO)投与
 グループ(A)の患者のうち4人に投与したが、腰曲がりの改善効果は認められなかった。
 グループ(B)の患者のうち2人に投与し、そのうちの1人に腰曲がりの改善効果が認められた。しかしながら、改善効果の程度・持続期間において満足できるものではなかった。
[連続投与]
(1)外腹斜筋(EO)投与
 グループ(A)では患者13人中全員に腰曲がりの改善効果が認められた。そのうちの3人の患者では効果が7~45日間持続し、10人の患者では効果が7~100日以上(観察期間7~100日)持続した。
 グループ(B)では患者3人中2人に腰曲がりの改善効果が認められた。そのうちの1人の患者では効果が40日間持続し、もう1人の患者では効果が47日以上(観察期間47日)持続した。
 グループ(C)では患者2人中全員に腰曲がりの改善効果が認められた。それらの患者では効果が3~26日以上(観察期間3~26日)持続した。
(2)内腹斜筋(IO)投与
 グループ(B)の患者のうち1人に投与し、腰曲がりの改善効果が認められた。その患者では効果が30日以上持続した。しかしながら、他の投与部位と比べて改善効果が小さく、患者の満足は全く得られなかった。
[連続投与による平均改善率]
 外腹斜筋(EO)連続投与による平均改善率(%)(n=18)は以下の通りであった。なお、平均改善率は最終投与後3日目における腰曲がりの角度に基づいて計算した。
グループ(A):73.2±31.0%(X方式)、30.8±18.2%(Y方式);
グループ(B):26.6±26.2%(X方式)、8.5±7.4%(Y方式);
グループ(C):69.6±43.0%(X方式)、41.5±39.2%(Y方式)。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001

Figure JPOXMLDOC01-appb-I000002
 ジストニアは異常な筋緊張によって異常姿勢・異常運動を来す病態であり、その特徴として感覚トリック・動作特異性などが挙げられる。ジストニアの治療法としてはMUSCLE AFFERENT BLOCK法があり、これは原因筋に局所麻酔薬及びエタノールを筋注することによって、筋紡錘の求心性感覚神経をブロックし、筋緊張緩和を得るものである。上記の通り、リドカインを外腹斜筋に投与することによって腰曲がりが著しく改善されるという事実は、パーキンソン病又はパーキンソン症候群における腰曲がりが外腹斜筋のジストニアに起因していることを示している。また、パーキンソン病又はパーキンソン症候群における腰曲がりは立位で出現・増強し、臥位で消失するものであるから、これはジストニアの感覚トリック・動作特異性に相当するものと考えられる。
 なお、MUSCLE AFFERENT BLOCK法のように、無水エタノールを外腹斜筋に投与すると強い痛みを生じさせた。一方、リドカインのみを投与すると痛みを全く生じさせることなく、腰曲がりを顕著に改善することができた。従って、本発明の方法はMUSCLE AFFERENT BLOCK法と比較してより簡便且つ有利に実施することが可能である。

 本発明によれば、外腹斜筋に関連する腰曲がりを治療することができる。
 本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。(以下省略)

ラサジリンの作用機序・特徴

ラサジリンはMAOB阻害薬と呼ばられるパーキンソン病治療薬である。

パーキンソン病の患者は脳内におけるドパミンの量が減少している状態である。ドパミンは運動機能に関与する神経伝達物質なので、ドパミンが不足してしまうことによって、体が上手く動かなくなってしまうのだ。

通常、ドパミンは脳へと放出され、運動機能に関する情報の伝達をし終わったあと、MAOBと呼ばれる酵素によって分解される。その結果、この酵素によってドパミンが分解されることによって、脳内のドパミン量が徐々に減少してしまうのである。

つまり、MAOBを阻害してしまえばドパミンの量が減らなくて済むのだ。このような考えに基づいて開発されたのが、ラサジリンである。ラサジリンはMAOBを阻害し、ドパミンの分解を抑制することによってパーキンソン病の症状を改善する。

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◎ラサジリンの特徴
・世界53カ国で承認されている

 ラサジリンは世界53カ国で承認されている。海外においては、単独療法とレボドパとの併用療法の2つが認められているパーキンソン病治療薬である。(週刊 薬剤師日記)

オバマ大統領が所感 核なき世界への決意を表明

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アメリカのオバマ大統領は、平和公園で被爆者などを前に「人類が悪を犯すことを根絶することはできないかもしれない。しかし、大量の核兵器を持つ、アメリカなどの国々は恐怖から脱却し、核兵器のない世界を追求しなければならない」と述べ、核兵器のない世界への決意を表明しました。

オバマ大統領は「広島、長崎で、第2次世界大戦は極めて残忍な形で終わった。広島、そして長崎を、人類の道義的な目覚めとすべきだ」と述べて、原爆の惨禍を繰り返してはならないという考えを示しました。
そのうえで「われわれは命を奪われた罪のない人々がいたことを忘れてはならない。その苦しみはことばで表現できないほどだ。そして、歴史をきちんと直視する責任を共有しなければならない」と述べました。

また「広島に原爆が投下された、あの運命の日以来、わたしたちは、希望を持てるような選択を行ってきた。そして、アメリカと日本は、同盟関係をきずいただけでなく友情を育んできた」と述べて、日米同盟が果たした平和への貢献を強調しました。(NHKニュース)

日本が目指すべき国家戦略は「難病治療の最後の砦」

鈴木寛 [東京大学慶応義塾大学教授]
今医療の世界で何が起きつつあるのか?
こんにちは。鈴木寛です。
 今回は連載第42回に引き続き、医療イノベーションについてのお話をしたいと思います。
 実は、今の医療の世界は革新的な時期にあります。20年前に起きたIT革命に匹敵、またはそれを上回るインパクトになると思われます。つまり、複雑で高度な情報処理機能をもつコンピュータが、技術の発展によって価格が低廉化し、操作が容易になったことによって、政府や大企業や大きな大学でなくても、一般市民でも手に取れるようになりました。

 今やスマホには40年前のスパコン並みのパワーがあると言えるわけで、これは当時と比べてまさに革命的な現象です。さらにそれを仲介とし、インターネットによって情報が世界中とつながり、かつてない情報社会が到来しました。それと同じことが、今の医療の世界でも起ころうとしているのです。これまでは、ある病気に効く1種類の薬を開発し、それを何百万人という世界中の同じ病気の患者に適用するのが一般的でした。このような薬を開発できるのは、メガファーマーと言われる世界有数の多国籍企業に限られていました。

 しかし、個別化医療再生医療が誕生したことで、万人ではなく個人個人の身体的特徴――その人の遺伝子・ゲノムのタイプに応じた治療ができるようになってきたわけです。情報革命は、コンピュータの利用とインターネット接続を個人が直接行えるようになったことで、「Information Processing」(情報処理・加工)とデジタルコミュニケーションのpersonalize化が進みましたが、今進行している医療革命では「Cell Processing」(細胞加工)と治療法の選択・組み合わせのPersonalize化が進展しています。

再生医療とは、けがや病気で不調になった臓器や組織を、正常細胞からつくり直して失われた機能の一部を補うことを目的とした医療です。個別化医療とは、患者のゲノム(遺伝子情報)を解析して、それぞれのゲノムに応じて、それぞれ個別の治療をしていくというものです。ゲノムの解析はビッグデータの分析なので、ITの活用が欠かせません。

 この2つの医療技術革新によって、その人向けの臓器や組織がつくられるようになり、完全オーダーメイドの治療ができるようになっています。再生医療によって患者は機能不全となった臓器や組織を取り替えたり、補うことができるようになったりします。またゲノム解析によって、特定のパターンのゲノムの患者にのみ劇的に効く薬を開発できたり、患者のゲノムのパターンによって副作用を最小化することで劇的な病状回復ができるようになったりする――。こういう夢のような医療技術が、すでに始まりつつあるわけです。

 まさに、医療のパラダイムシフトが起きようとしているのです。

 医療イノベーションは生死にかかわる変革なわけですから、IT革命を越える大きな影響を社会に与えるでしょう。

 というのも、IT革命の場合、パソコンがなくても生活することは不便ながらもできます。一方医療革命は、その技術がなければ生きていけないという問題なので、無視することはできないからです。そういう医療がこの先20~40年の間に起こってくる。そして今がその入口にあるわけです。
医療革命のドライブには
高額負担可能な富裕層が必要

 そこで、連載第42回から続く格差にもかかわる話になるのですが、そのイノベーションをドライブさせていくには、やはり最初にそれを使う“お金持ち”が必要になるのです。コンピュータも黎明期は数十億円しました。高いスパコンを買う人がいて、高いOSやソフトを買う人がいて、それで段々ボリュームゾーンが広がっていって、コストがダウンしていき、最終的には4万円前後で購入できる最新パソコンが毎年のように発売されているわけです。

 日本の再生医療研究の現状は、臨床研究では心不全や肝硬変、角膜損傷、脳梗塞などを対象とした治療が約70件(2013年4月末現在)、治験では熱傷や軟骨欠損症を対象とした製品開発が8件(2013年4月末現在)実施済み、あるいは実施中であり、このうち2品目が2015年に保険適用されています。

 それが、心不全の患者自身から採取した細胞をシート状に培養し、心臓に貼って働きを改善する「ハートシート」と、骨髄移植後などに見られる合併症「急性移植片対宿主病に対する薬「テムセルHS」です。

 価格は1つ86万8680円で、一連の治療で約1390万円。患者の自己負担はその1~3割となりますので、139~417万円かかる計算になります。この治療で命が救われるのですから、車1台と比べればすごく高いというわけではないですが、平均年収くらいの値段になります(2014年の国税庁民間給与実態統計調査』による平均年収は415万円)。しかし、これも多くの患者が利用できるようになれば、価格も下がってくるでしょう。

 米国立ヒトゲノム研究所によると、ゲノムを解析するのに2001年9月に9530万ドル(約95億3000万円)の費用を要していましたが、2012年10月には6618ドル(約66万1800円)に下がったと報じられました。

 そして今では、インターネットで検索すればいくらでも遺伝子解析のサービスが見つかり、数万円で購入可能になっているのです。ですから、現在の治療費が数百万円かかったとしても、10年後には数万円になっているのかもしれません。
再生医療で最も期待される
創薬プロセスイノベーション

 また、再生医療と言うと、臓器や組織を再生しそれを置き換えるといった治療に目が向きがちで、前段でもそう説明しています。しかし、再生医療技術を活用した治療として、網膜ができました。近々心筋、角膜、脊椎ができてというように、再生可能な臓器パーツがここ10年で着実に増えていきます。しかし、経済コスト面も含めて考えると、再生医療による臓器や組織の置き換えといった治療が多くの症例に対して普及するのは、先のことになるでしょう。

 一方で再生医療技術の適用は、新規療法の確立にとどまりません。ドラッグスクリーニングなどとも言いますが、創薬プロセスの革新に対して、極めて大きな影響を与える可能性が期待されます。むしろ経済産業的、社会的には、こちらのほうがインパクトは大きいと思われます。

 たとえば、ある難病・難治性の疾患の患者由来の細胞を使った臓器や組織をつくることができます、その病気メカニズムがどうなっているのかをより深く解明したり、また新薬の候補がどういう効果や副作用を及ぼすかというチェックを行うことができます。

 現在、動物実験の段階では、多くの場合マウスで研究が行われていますが、この一部が再生医療技術で人工的に作成した人間の臓器・組織を用いることによって、マウスではわからなかった様々な発見も得ることができ、研究開発のパフォーマンスは大幅に上がるでしょう。

 また治験の段階では、現在の薬の開発はあらゆる人に投与される可能性があるという前提で進められています。そのため、効果は抜群でも毒性が強いといった薬はNGとなってしまいます。しかし、ゲノム技術と再生医療技術を活用して、ゲノムのタイプ別に毒性・有効性のチェックができるようになれば、あるゲノム特性を持った患者に特化して、効果が大きく副作用の少ない薬も開発できるようになります。

 すでに数年前から、この種の薬が承認され始めています。逆に、あるゲノムタイプの患者には適用を避けることによって、重篤な副作用の発生を事前に食い止めることもできます。

 となると、化合物の新たな候補が有効性と安全性のチェックを経て市場に出る確率は現在約3万分の1ですが、避けるべき患者群や効果的な患者群が遺伝子レベルで判別できれば、たとえば3000分の1の確率に上がるわけですから、インパクトは大きくなります。

 確率が3万分の1だと、開発費用は巨額になります。数千億円のオーダーになってしまうケースも少なくありません。言い換えると、患者の総数が一定数以上見込めないと、新薬開発に踏み切れないわけです。何万人に1人というような、患者数が少ない難病患者の薬は、なかなか開発のステージに上がれないわけです。しかし、その開発コストが下がれば、難病患者向けの開発研究も進むかもしれないという希望も出てくるわけです。
医療ブランド確立のために
日本を難病と闘う「最後の砦」とせよ

 ここで私が提案するのが、「日本は開発においても治療においても難病・難治性の患者と向き合い続けるという方針を確固として構築し、それによって日本の医療のブランドを確立する」という戦略です。

 幸い日本では、再生医療については研究レベルは世界をリードしています。基礎研究では京都大学のiPS研究所がありますし、臨床応用では大阪大学慶應義塾大学理化学研究所京都大学などから毎年のように素晴らしい成果が出てくるでしょう。個別化医療についても、東北メディカル・メガバンクを運営する東北大学、ゲノム解読の国際プロジェクトのときから長年の実績を有し、情報科学についても高い実力を有する東京大学などがあります。

 そこで、たとえば世界のメガファーマーが、採算性やとりわけ売上額が彼らの規模からすると大きくはないために研究開発を後回しにしている難病治療に対して、日本では昨年できた日本医療研究開発機構(AMED)が難病研究重視の方針をすでに打ち出していますので、AMEDからの助成金なども活用しながら、大学や公的研究機関が積極的に難病研究をリードすることができます。

 しかも、再生医療に関する薬事審査手続きが変わり、再生医療については第二相治験をクリアすれば、最もコストがかかる第三相試験を経る前に仮承認が降りるようになっていますので、これまでより早いタイミングで患者さんへの投与を始めることができるようになっており、巨額の利益を狙えるわけではありませんが、日本であれば、十分な採算性を確保することができるようなっています。
シングルヒットや二塁打を狙う
医療革命のエコシステムを

 ホームラン狙いではなく、シングルヒットや二塁打を連打していくような、医療イノベーションエコシステムを日本では目指していくのです。

 国費助成と規制緩和もうまく活用しながら、世界中の誰よりも日本が難病治療の研究開発に率先して向き合い続ける。そういうナショナルイメージを確立すれば、日本のみならず世界中から難病患者が最後の光明を求めて日本に来るようになるし、日本を頼るようになるでしょう。

 これまでも中東の患者で、アメリカの病院では治らなかった心臓患者を日本の大阪大学病院が治癒させ、その国の王族がわざわざお礼を言いに直接訪日するといったことが起きています。

 世界中の難病で困っている人たちの「最後の砦=日本」を目指す。このことによって、日本が国際社会で名誉ある地位を占めていく。こうしたイメージは、技術の国、ハイテクの国といったイメージ以上に、世界中に強く訴えるものになるでしょうし、最大の国家安全保障戦略にもなるのではないでしょうか。

コムタン(エンタカポン)の作用機序・特徴

コムタン(エンタカポン)はCOMT阻害薬と呼ばれるパーキンソン治療薬だ。
パーキンソン病を理解するには、ドパミンという神経伝達物質について知ることが重要である。ドパミンは運動機能に関与する神経伝達物質で、パーキンソン病患者では脳内のドパミンが減少しているために、運動機能の低下が症状として現れるのだ。
つまり、パーキンソン病は脳内のドパミンの量を増やすことができれば、症状を改善させることができるのである。しかし、単純にドパミンを補充すれば良いというわけでもないのだ。
それには理由があり、その原因が血液脳関門(BBB:Blood Brain Barrier)の存在である。血液脳関門というのは簡単に言うと“脳を異物から守ってくれるバリアー”だ。
なぜバリアーがあるかというと理由は簡単で、脳はヒトが生きる上で最も重要なものだからである。異物が入ってきて脳にダメージを与えられては困るのだ。
実はドパミン血液脳関門を通過することができない。そのため、脳まで到達することができず、パーキンソン病治療薬としての役割を果たせないのだ。
一方で、ドパミンの前駆物質あるレボドパ(L-ドパ)は血液脳関門を通過できるという特徴がある。 レボドパは血液脳関門を通過した後、脱炭酸酵素による代謝を受けてドパミンに変換され、脳へとようやく到達できるようになるのである。
しかし、1つ問題がある。脱炭酸酵素は末梢にも存在しているため、血液脳関門を通る前にレボドパがドパミンに変換されてしまい、脳へと移行できなくなってしまうのだ。その結果、パーキンソン病治療薬としての役目を果たせないのである。
この問題を解決するのが脱炭酸酵素阻害薬と呼ばれる薬で、脳へ移行する前にレボドパがドパミンへと変換されるのを防ぐ役割を果たす。しかし、実はレボドパを代謝してしまう酵素は脱炭酸酵素だけではないのだ。
その1つがCOMTと呼ばれる酵素である。この酵素はレボドパを3-OMDと呼ばれる物質へと代謝してしまうため、レボドパの脳内への移行を妨げるのだ。
つまり、COMTを阻害すればレボドパが脳内に移行する前に代謝されるのを抑制できる。その結果、レボドパの脳内へ移行する割合を増やすことが可能となるのである。
このCOMTを阻害する薬がコムタン(エンタカポン)だ。コムタン(エンタカポン)はレボドパが脳へと移行する前に代謝されるのを防ぐことによって、レボドパの脳内移行率を上げ、パーキンソン病の症状を改善する。

 

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コムタン(エンタカポン)の特徴
・wearing off(ウェアリング・オフ)現象に効果的
レボドパはパーキンソン病に対する効果が高い反面、使い続けているとレボドパの効き目が少しずつ弱まってしまう。その結果、レボドパを服用していてもパーキンソン病の症状が現れてしまうのである。これをwearing off現象と呼ぶ。
コムタン(エンタカポン)はレボドパと併用して使用され、wearing off現象を改善することができる。
・レボドパ製剤と必ず併用する
コムタン(エンタカポン)はレボドパ製剤(マドパー、ネオドパゾール、イーシー・ドパール、メネシット、ネオドパストン)との併用が必要である。理由は簡単でコムタン(エンタカポン)はレボドパの利用効率をあげる薬のため、単独投与しても意味がないからだ。(週刊 薬剤師日記)