iPS細胞10年 進む再生医療・創薬研究、ハードルも

皮膚や血液の細胞から作れる万能細胞、iPS細胞が開発されて今年で10年。無限に増え、体の様々な種類の細胞に変化できる性質を生かし、再生医療や創薬に向けた研究が急速に進んでいる。一方、複雑な組織ほど体外で作り出すことは難しく、越えなければな…

シンメトレル・トレリーフの作用機序・特徴

シンメトレル(アマンタジン)はドパミン遊離促進薬と呼ばれるパーキンソン病治療薬だ。パーキンソン病では脳内のドパミンが減少した状態である。ドパミンは神経伝達物質の一種で、運動機能に関与するため、ドパミンが不足してしまうことにより、手足のふるえ…

コーラやノンアルコールビール、スーパーの惣菜は要注意!発がん性物質を含むカラメル色素が野放し!カップ麺も

カラメル色素という食品添加物をご存じでしょうか。天然添加物の一種で、食品を褐色に染めるため、実に数多くの食品に使われています。コーラ、カップめ ん、インスタントラーメン、しょうゆ、ソース、めんつゆ、焼肉のたれ、カレールウ、レトルトカレー、漬…

執念

一昨日、Windows7からWindows10へアップグレードした時に、DVDドライブが消えた というトラブルのお話をしましたが、この問題は久し振りに私の意地を見せた出来事でした。元来、メカ音痴でPCなどサッパリわからないし、何かあればS氏という専門家に聞いてい…

メネシット、ネオドパストンの作用機序・特徴

メネシット、ネオドパストンは脳内におけるドパミンを補充することによって、パーキンソン病の症状を改善する薬である。パーキンソン病の主な症状は体がスムーズに動かないなどの運動機能障害である。これは神経伝達物質の1つで、運動機能に関与するドパミ…

Windows 10 へアップグレード後、 光学ドライブ (DVD/Blu-ray) が認識されない場合

Windows7sp1からWindows10にアップグレードしてみたのですが、DVDドライブとブルーレイドライブの2つの内のブルーレイの方が認識されておらず(デバイスマネージャーにも無い状態)、トラブルシューティング ツールも試しましたがダメで、一度Win7に戻して…

若年性パーキンソン病原因遺伝子産物(PINK1とParkin)による ミトコンドリア品質管理の調節機構の解明

ポイント ミトコンドリア品質管理の1つの調節機構を明らかにしたことで、パーキンソン病の病態のさらなる理解に貢献することが期待される。 細胞内環境に応じた調節機構の発見により、環境が大きく変化する細胞分化の際にもミトコンドリア品質管理が新たな…

大量飲酒は「脂肪肝」にまっしぐら

もはや国民病! 今や日本人の3人に1人が脂肪肝という時代に ビジネスパーソンの多くが気にする「脂肪肝」。健康診断の結果で真っ先にそこを見ている人も少なくないだろう。「脂肪肝」というと、「カロリーの摂り過ぎによる肥満からの疾患」と思う人も多いだ…

朝食に摂る「大豆」が果たす、超意外な"大役"

効果はランチ以降の時間帯に現れる!「食べる順番」や「糖質オフ」といった健康食事法。国民的に認知度が上がり、もはや単なる流行ではなく、一般的な食事のスタイルになってきました。 それに加え、近年注目度が上がってきているのが「セカンドミール効果」…

第17回 摂食嚥下障害の臨床Q&A

第17回 摂食嚥下障害の臨床Q&A 「骨折で入院したパーキンソン病患者さん」 2016/05/03 監修・執筆 野原 幹司(のはら かんじ) 大阪大学大学院歯学研究科高次脳口腔機能学講座 顎口腔機能治療学教室 執筆 野原 幹司(のはら かんじ) 大阪大学大学院歯学研究…

手術も100%!順天堂大病院「院長職も100%頑張る」理由

天皇の執刀医Dr.天野篤の「危ぶめば道はなし」【18】人生何が起こるかわからないこの4月から順天堂大学附属順天堂医院の院長に就任しました。院長になったからといって、もちろん外科医をやめるわけではなく、院長職も100%、心臓外科手術も100%頑張りたい…

快眠マイスターに教えてもらった「肩こり&腰痛」を予防する “枕のひと工夫” が目からウロコ

肩こり、もしくは腰痛に悩んでいる人は日本に何人くらいいるのでしょうか。私(筆者)の体感としては、1億3000万人のうち1億人くらいは肩こりか腰痛のどちらか、もしくはその両方にやられているように思います。とにかく、メッチャ多いですよね。私の周りな…

飲酒後の腕枕に注意! 神経圧迫で完全麻痺も しびれ取れない状態に

長時間にわたって腕枕で寝ていて、目覚めたときに腕がしびれる。手首がだらんとなることも。「腕を走る橈骨(とうこつ)神経が圧迫されて起こる橈骨神経麻痺(まひ)です。整形外科で適切な診断と治療を」と、川崎市立川崎病院(神奈川県)の堀内行雄院長(…

コレステロール制限は人体に超危険!高いほうが長寿命、低下剤は糖尿病等のおそれ

食事内容によって体内のコレステロール値が大きく変わることはない。 動脈硬化の原因になるなどと嫌われ者になっているコレステロール対策として、動物性のバターより植物性のマーガリンのほうが体に良いと信じ込んでいる人はまだまだ多いようですが、それは…

パーキンソン病のリハビリ 介護、食事の注意点

パーキンソン病は、体の運動機能に障害が出る病気ですので、リハビリによって改善が見込めることがあり、病状を悪化させないための運動も有効です。介護や食事の時の注意点を含めて、医師監修記事、わかりやすく解説します。なお、文中に登場する「パーキン…

パーキンソン病の疑問 治る?寿命に影響?予防できる?

パーキンソン病は、「難病」というイメージが強いかもしれません。確かに、現時点で、根本的な原因を解決することはできませんが、症状をおさえる治療は可能です。予防の可能性や寿命への影響も含めて、医師監修記事で、わかりやすく解説します。なお、文中…

パーキンソン病の検査と治療 薬、手術の効果とリスク

パーキンソン病の検査と治療 薬、手術の効果とリスク 作成:2016/04/25 NEW パーキンソン病は、難病のイメージが強いかもしれ ませんが、薬などで症状をおさえることが可能です。また、必要に応じて、頭部に対して手術を実施します。ただ、他の手術と同様で…

パーキンソン病の症状 初期症状は?認知症との関係

パーキンソン病の検査と治療 薬、手術の効果とリスク 作成:2016/04/25 NEW パー キンソン病は、難病のイメージが強いかもしれ ませんが、薬などで症状をおさえることが可能です。また、必要に応じて、頭部に対して手術を実施します。ただ、他の手術と同様で…

人間の老化に対する初の遺伝子治療が成功か

遺伝子治療について研究を行うBioViva USAが、世界で初めて人間の加齢に対する遺伝子治療に成功したと発表しました。実験的治療は同社のCEOに対して行われたもので、今回の実験結果が正しければ、年齢に関係して発生する疾患の治療法が大きく進化する可能性…

レボドパ含有製剤4成分に重大副作用追加 PMDAが改訂情報を発出

2016年4月25日 医薬品医療機器総合機構 カテゴリ: 神経内科疾患・脳神経外科疾患・投薬に関わる問題 医薬品医療機器総合機構(PMDA)は4月21日、抗パーキンソン病薬のレボドパ含有製剤4成分の使用上の注意で、重大な副作用として閉塞隅角緑内障の追加指示が…

画期的な「蚊取り」空気清浄機が爆売れ…殺虫成分の拡散なし、目の付け所がシャープ

地球上でもっとも殺人を行っている動物をご存じだろうか。 2014年に発表された統計によれば、それは蚊だとのこと。蚊は、病気を媒介することで年間約73万人を死に至らしめているという。第2位の「人間」43万人を大きく上回り、第3位の「蛇」3万人の20倍以上…

病状の進行・服薬の注意点など

病状の進行・服薬の注意点など 症状の進行について パーキンソン病には、その病気自体の進行を停止したり遅くしたりするというようなはっきり証明された薬剤は今のところありません。残念ながら症状は数年単位でゆっくりと進行します。しかし、病態の進行速…

パーキンソン病の発見者は誰? 19世紀初頭に活躍した孤高の外科医によって研究がスタート

最近では作家でタレントの永六輔が病気を告白したことでも知られるパーキンソン病。「手足がふるえる(振戦)」「筋肉がこわばる(筋固縮)」「動きが遅い(無動)」「バランスがとりづらい(姿勢反射障害)」の4つが主な症状だ。 しかし、パーキンソン病が…

インスタグラム旋風の行方

災害時において社会的なインフラとして定着している、SNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービス。世界での利用者数において、いまやツイッターをしのぐのが「インスタグラム」です。今月、そのインスタグラムの創業者が日本を訪れました。来日の目的…

知られざるチョコレートの世界! “お通じ”が快調と思ったら、それ、チョコレート効果かも!

スーパーで手軽に買えるチョコレート菓子から、ショコラティエがつくる宝石のようなショコラまで、スイーツ好きのなかでも人気ナンバーワンともいえる存在が、「チョコレート」ではないでしょうか。でも、美味しすぎるゆえ甘い誘惑にかられる一方、「太るの…

メネシット配合錠の副作用と効果とは?注意すべき飲み合わせは?

パーキンソン病の症状を抑えるために脳内にドパミンを供給することは効果的です。 しかしドパミンは血液脳関門を通過できないため服用しても効果はありません。 血液脳関門:blood-brain barrier(BBB) 脳内に有害な物質が入らないように制限するバリアー機…

いよいよ●●

PD発症から10年目を迎え、薬の調整が難しくなってきた。特に、よく言われるL-dopaの増量で、OFFが減れば、ジスキネジアが増えるという法則だ。私の場合も例外ではなく6錠を超えた時点からジスキネジアが頻発しだした。それ程気になる段階でもないが、OFFがさ…

薬にも頼った睡眠障害

薬にも頼った睡眠障害 自分で治そうと思わないのが一番 睡眠障害が起きた場合には日中、仕事をしている人は仕事に支障が出たりするために病院にいって薬を処方してもらうのが一番 です。市販の薬の場合には睡眠障害が治らなかったり、また使用し続けることで…

パーキンソン病にみられる姿勢異常

パーキンソン病発症後、身体の痛みや身体の曲がりがひどいのですが、なぜこんなに身体が曲がるのでしょうか。何かよい対策はないでしょうか。 パーキンソン病では、ときに「前屈(前かがみ)」「側屈(横に傾く)」「首下がり」「腰曲がり」など、身体が曲が…