いよいよ●●

PD発症から10年目を迎え、薬の調整が難しくなってきた。特に、よく言われるL-dopaの増量で、OFFが減れば、ジスキネジアが増えるという法則だ。私の場合も例外ではなく6錠を超えた時点からジスキネジアが頻発しだした。それ程気になる段階でもないが、OFFがさらに増えてきたので、当面はL-dopaを増やさざるをえないだろう。新薬もイロイロ出たがやはりL-dopa以外にコレという有効なものはない。薬物療法の限界が見えてきたとも言える。あとは、DBSか民間療法だが、何れも短期的には改善(現状維持)ができても、ひたすらヤールの最終段階へ進むしかない。治療法がない難病なのだから仕方ないと納得していたけれど、現実に直面すると情けない本性が現れる。最近、PDはON・OFF(突発的にOFF状態になる)が増え、PDが原因と思われる姿勢異常もますます悪化してそれによる腰痛に苦しめられている。不眠症も一向に改善されず日中の突発的睡眠などあらゆる活動に悪影響を及ぼしている。病気が進行するということは、発病以前に出来たことが、ドンドンできなくなり、歯磨きをすることさえ時間がかかるようになる。まさに、QOL、ADLの低下だ。さらに、幻覚(幻視)も登場され、鬱病のような症状までも見え隠れする昨今です。一昨年、小椋佳生前葬コンサートを開いたらしいが、一考の余地がありそう…