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朝食に摂る「大豆」が果たす、超意外な"大役"

効果はランチ以降の時間帯に現れる!
「食べる順番」や「糖質オフ」といった健康食事法。国民的に認知度が上がり、もはや単なる流行ではなく、一般的な食事のスタイルになってきました。

それに加え、近年注目度が上がってきているのが「セカンドミール効果」の考え方を取り入れた食事法です。糖尿病患者への食事指導では以前から取り入れられている食事法ですが、一般の方々の認知も、雑誌などでの特集を通じ、このところ徐々に上がってきているようです。
1日の「最初の食事」が肝心

この食事法の起源は意外と古く、トロント大学のジェンキンス博士が1982年に提唱したものに端を発します。ジェンキンス博士は、世界で初めて血糖値上昇指数であるGI(グリセミック・インデックス)を提唱した博士としても知られている人物です。

ジェンキンス博士の定義によると、1日の中で最初に摂る食事を「ファーストミール」、次に摂る食事を「セカンドミール」としますが、「セカンドミール効果」は、ファーストミールに食べるものによっては、セカンドミール以降の食後の血糖値上昇を抑制できることを指します。

で、何を食べるべきかが気になるところです。食物繊維が豊富な野菜が無難だと考える方も少なくないでしょう。野菜は確かに1日の始まりに食べる食品としてふさわしいものですが、それだけでは次の食事、つまりセカンドミールの血糖値にまでは影響しないようです。

セカンドミール効果については、多くの製薬会社や大学機関で研究が繰り返されていますが、その結果、多くの機関が注目するようになったのが「大豆製品」です。

愛知学院大学の実験を例に見てみましょう。健康な学生、男女29人を対象に、ファーストミールに大豆製品を含んだ献立の朝食を摂るグループと、含まれない献立を摂るグループとに分け、セカンドミールには、全員同じメニューの食事を摂ってもらうという実験です。

その結果、ファーストミールに大豆製品を食べたグループは、セカンドミールを食べた後の血糖値の上昇が、大豆製品を摂取していないグループより顕著に抑制されていることがわかったのです。ほかの機関でも朝食に大豆菓子を食べるといった実験を行っており、同様の結果が報告されています。まさに「セカンドミール効果」が現れた結果でしょう。
食後の睡魔・集中力乱れの対策にも!

なぜこのような結果になるのかというと、朝食に大豆製品をいただくことで、大豆製品に含まれる大豆オリゴ糖などがインスリン分泌の乱れを少なくし、血糖値の上昇を抑制、その状態が食後3~4時間以上(おおむねランチの時間帯まで)続くと考えられているからです。

血糖値の上昇は糖尿病を気にする方だけの問題ではありません。血流が悪くなれば動脈硬化やメタボにつながり、体内の酸化も進んで、乾燥肌やシミなど皮膚にも影響を及ぼす恐れもあります。血糖値の急上昇は食後の睡魔、集中力の乱れにもつながりますので、セカンドミール効果はどんなビジネスパーソンにとってもうれしい作用でしょう。

特に気になる項目がある方は、朝食に大豆製品を取り入れ、少しでもそのリスクを軽減してみましょう。

朝、起きてすぐは食欲がなくても、オフィスに着くころにお腹が空いてくるというビジネスパーソンも多いことでしょう。コンビニにはデスクでサッと食べられる大豆製品がたくさんありますので、出社前に立ち寄ってみるのも一手です

〈みわ子流、手軽に大豆を摂取できるコンビニアイテム!〉
・味噌汁系
電子レンジで温めるタイプのものから、フリーズドライ、インスタントまで種類豊富。味噌自体が大豆製品なので、具材から野菜やタンパク質を摂れるようバランスを考えて選んでみましょう。目覚めのコーヒーを、“目覚めの味噌汁”にチェンジすると続けやすいでしょう。
・ご飯系
納豆巻きならデスクでも食べやすいはずです。また、いなりずしにも、大豆製品である油揚げが使われています。
・おでん系
近年は冬が過ぎても年中設置されるようになったおでんコーナー。厚揚げ、がんもどき、巾着(油揚げ)などが大豆製品です。
・きな粉
きな粉をストックしておき、ヨーグルトやカフェオレ、野菜ジュースなどに1さじ入れて活用してみましょう。特に乳製品との相性は抜群です。
・豆乳飲料、豆乳製品
乳飲料はストレートのものから、コーヒー牛乳やいちごミルク風の製品も見つかります。また豆乳ヨーグルト、豆乳チーズを買える店舗も。
・菓子類・ソイバー
デスクで朝食を摂りにくい場合は、ソイバーや菓子類で摂取しましょう。はちみつできな粉を固めた「きな粉棒」や大豆クッキー、また雑穀やドライフルーツからミネラルも摂れるソイバーは種類も豊富ですね。

朝食に大豆製品を摂る目的は、血糖値の抑制が第一なので、飲料や加工食品を選ぶ際、大豆の含量より砂糖や小麦粉の含量のほうが多いものは避けるようにしてください。

まだ聞き慣れない「セカンドミール効果」かもしれませんが、健康維持の選択肢として知っておくと、毎日のお悩み解消の一助となるかもしれません。